平成２９年１２月の事務所開設以来、弊所では日々様々なお客様のお困りごとをご相談頂いております。明石市を拠点としている弊所ですが、事務所は国道１７５号線近くに位置していることもあり、三木市からご来所頂くこともあります（お客様専用駐車場もあります）。
　また、三木市内のお客様宅に出張し、ご相談をお聞きする機会もあります。
　今回は、三木市のお客様から頂いたご相談の一部を紹介いたします。

【相談事例】※個人の特定を避けるため、相談事例の内容を一部変更しています

① 祖父が平成２９年９月に死亡。相続人は祖母、長女、長男の三人で、三木市内に一軒家を所有していた。
→このケースは、司法書士髙田が自身の祖父の相続手続きを行った際のものです。司法書士髙田からすると、長女が母親、長男が叔父になります。三木市内の一軒家は、もめることなく長男（叔父）が相続することで話し合いができたので、司法書士髙田が祖父の出生から死亡までの戸籍謄本等の必要書類の収集を行い、遺産分割協議書を作成したうえ、神戸地方法務局明石支局に相続登記の申請を行いました。

　祖父が亡くなったのが平成２９年９月で、司法書士髙田がいっしん司法書士事務所を開設したのが同年１２月１日でしたので、事務所を開設して初めての仕事が祖父の相続手続きでした。事務所開設から現在に至るまで多くのご相談を頂戴していますが、忘れられない相談の一つです。

② 父親が平成３１年に死亡。父親と母親は離婚していたため、相続人は長女と次女の二人
→このケースは、父親が消費者金融数社から借金をした状態で死亡したので、当初は相続放棄をしたいというご相談でした。もっとも、内容をお聞きすると、父親が消費者金融から借り入れをしていた期間が１５年位あったため、過払金が発生している可能性が高かったことから、司法書士髙田が消費者金融から取引履歴を取り寄せて再計算を行いました。その結果、父親の借金は全て完済しており、過払金が２００万円ほど発生していたため、司法書士髙田の知人の弁護士に依頼し、無事、過払金を取り戻すことができました。

　また、このケースでは父方の祖父名義の一軒家（空き家）がありました。当初、長女と次女はこの空き家も相続したくないので、相続放棄したいという希望でしたが、司法書士髙田の知人の不動産業者に依頼し、買主を見つけてもらうことができたため、司法書士髙田が長女名義に相続登記をしたうえ、買主に売却することができました。

  当初は相続放棄をしたいというご相談でしたが、結果的には過払金と不動産売却代金を得ることができたので、とても満足して頂くことができました。