
”東京都、未登記森林の所有者を特定へ 伐採促進で全国初(後略)”
2025/5/1 日本経済新聞
引用元URLhttps://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC0994G0Z00C25A4000000/
【司法書士髙田の一言】
記事によると、今年度から東京都が相続登記がされずに放置されたままになっている森林の所有者を特定し、伐採を促す全国初の取り組みを始めるそうです。
また、山林の約3割が50年以上相続登記がなされておらず、所有者が不明確な状態になっているとのことです。
山林の場合、樹木も土地所有者に権利がありますので、危険だからといって他人が勝手に伐採することができません。
弊所にも相続登記未了の山林のご相談を頂くことがありますが、コストがかかることと相続人の遺産分割協議が成立するかどうかの見通しが立たないことが多く、相続登記の申請を断念される方もおられます。
今回の東京都の取り組みは、謝礼金も出るようですので、相続登記のコスト面の負担は下がりそうです。
こういった取り組みはぜひ、全国で広げて欲しいです。
そして、花粉症持ちとしては、この取り組みに併せて、スギやヒノキの伐採を進めてもらえることを切に願うところです。
司法書士髙田